【NHS出産】イギリスの妊婦検診で驚いたこと 4選

イギリスの妊婦検診で驚いたこと 4選 NHS出産記録

イギリスと日本では医療制度も違えば妊婦検診の方法も違います。

ここでは、イギリスで妊婦検診を受けるにあたっていくつか驚いたことをご紹介します。

エコーは2回だけ⁉

日本の妊婦健診なら、まずほぼ初診でエコー検査をしてもらえますね。

しかし、ここイギリスではGPでの初診ではエコー等なしに問診のみです。

GPでの問診を終えて以降はNHSの病院でミッドワイフにかかることになりますが、ここでもまだエコーはありません

やっと12週目、20週目でエコー検査を受けることができるのです。

ちなみにエコーを受けるのはいつもミッドワイフにかかるフロアではなく、同病院のエコー室の予約をとって受けることになります。

検査結果の情報はスタッフ間で共有されてはいるものの、完全に管轄が別といった感じです。

妊娠中に赤ちゃんの予防接種⁉

私が一番驚いたのは、赤ちゃんの予防接種を一部妊婦が受けることでした。

妊婦のためのインフルエンザワクチンではなく、お腹の赤ちゃんのためのものです。

なんでも、妊婦が受けた予防接種が胎盤を通じて赤ちゃんに届き効果を発揮するのだとか。

内容としては百日咳(whooping cough)、ポリオ(polio)、ジフテリア(diphtheria)、破傷風(tetanus)の4種混合で妊娠16週~32週の間に受けることになっています。

イギリスで赤ちゃんが予防接種を初めて受けるのは生後2か月の頃なので、それまでの期間にこういった病気にかかるリスクを減らせるのは安心です。

検尿は自宅で採っていく⁉

妊婦検診において、毎回の尿検査は妊婦の糖代謝異常等の検出のために大切な検査ですね。

日本でも妊婦検診では血圧と並んで必ず行われるものかと思います。

NHSの病院で妊婦検診を受ける場合、GPでプラスチック容器をもらって毎回自宅で採尿して持って行く形になります。

大切な検査であることは理解しているものの、地味に面倒くさい…。

しかも、このもらえるプラスチック容器は細長い形をしているのですごく採尿しにくい笑

忘れて行った場合は病院でということも可能なようです。

とはいえ、おそらく診療時間短縮のためではないかと思うので、毎回自宅から持って行くようにしていました。(NHSの病院はいつも予約でいっぱい!NHSワーカーの皆様は忙しいのです)

逆子くらいなんともない⁉

私は30週のとき、エコー検査で逆子と言われました。(私は訳あって30週でエコー検査を受けています)

日本だと28週以降の逆子は一大事として扱われるかと思います。日本の母親学級で知り合った妊婦さんからも必死で逆子体操をしている話を聞いていました。

もちろん、私も心配になって何をすればいいか質問しました。逆子体操等教えてもらえると思ったのです。

しかし、返ってきた返事は

何もすることはないよ。

出産までに自然と治るから心配しないで

とのこと。

楽観的すぎて拍子抜けでした!

それと同時に「本当に大丈夫なのか?」と心配にも。

ちなみに、翌週のミッドワイフとの面談で逆子と言われて心配だと話すと、なんとお腹を触って赤ちゃんの位置を確認してもらえました(エコーの機械はないため)。ゴッドハンド!

結果として本当に翌週に逆子は治りましたが、このあたりは多くの日本の産婦人科と方針が違うところかもしれません。

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